空き家の売却

空き家(不要となった住宅)について、今すぐ売った方がいいのか、

それとも当面他の人に貸して将来売却した方がいいのでしょうか。


賃貸に出す場合のコストや売却に関して必要となるコストも含めて考えましょう。

 

売却する場合の収入、支出には以下のような項目があります。

  • 収入
    売却時の売却額
  • 支出
    売却時の譲渡所得税
    売却に関して必要となる経費(仲介手数料など)

賃貸に出す場合はそれ以外に以下のような収入、支出があります。

  • 収入
    賃貸の間の家賃収入
    売却時の売却額
  • 支出
    賃貸の間の必要経費(修繕費、管理委託費用)
    保有している間の固定資産税、都市計画税
    売却時の譲渡所得税
    売却に関して必要となる経費(仲介手数料など)

建物は毎年、劣化していきます。

一般的な住宅では毎年5%程度、建物価格は下がっていきます。

土地は最近、値上がりしている場所もあるようですが、

固定資産税や都市計画税を考えると、2%前後の値上がりがないとマイナスとなります。

 

建物の劣化分と土地にかかる税金分との合計を上回るだけの賃貸収入が得られるならば、

当面は賃貸に出し、様子を見て売却するのが良いかもしれません。

 

ただ、土地の価格も一部の商業地をの除いてはほぼ横ばいか緩やかな下落傾向が見られます。

賃貸環境も厳しく、供給過剰ぎみなところもあり、古い建物ですと賃料を下げなければ客付けが難しくなっています。

いずれ売却をとお考えであれば、早々に売却されることをお勧めします。

 

土地を売る場合は、欲しい人に売れ!

土地を買うときは、困っている人から買え!と言われています。

 

売れるときに売ってしまう、そう言う割り切りも必要ですね。