たまに軍用地売買のお話があります。
軍用地といえば、沖縄が代表的です。
複雑な歴史的背景があり、軍用地というとネガティブなイメージもありますが、
不動産として純粋に見ると、意外なことが見えてきます。
軍用地の賃借人は防衛省です。
まず、家賃のとりっぱぐれや家賃滞納による夜逃げの心配はありません。
安定した家賃収入があることから、極めて高い担保力があります。
軍用地を担保にお金を借りることは、比較的簡単です。
軍用地は公用地という扱いになりますので、国の借地権がつきます。
ということは、借地権割合を考慮した固定資産税評価となりますので、税金も安くなります。
かつ、相続税評価のための倍率が低く設定されていますので、相続税評価額がガクンと低くなります。
表面利回りは、1.8~2%程度でしょうか。
不動産の利回りとすると極めて低いですよね。
手残りですと1%前後でしょうか。
でも、国債並みの担保力と、毎年値上がりする借地料を考えると悪い話ではありません。
あまり軍用地投資の話を表だって言う人はいませんが、
おいしい投資と思っている人はすでに始めています。
出回るような物件はほぼありませんが、
軍用地の情報に巡り合ったら、ぜひ検討してみてください。
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