遺書と遺言書ってどうちがうのでしょうか。
同じようで、明確な違いがあります。
それは、私的な文書か法的な文書かの違いです。
遺書は主に、自分の考えや心境、意志などを伝えるための文書です。
くまでも私的な文書ですので、書式や書き方、内容について、
一切制限がありません。
一方遺言書は、財産の処分について書かれた法的な文書です。
法に裏付けられたある一定の効力を持っており、そう簡単にその内容を曲げることは出来ません。
法的効果を持つ文書ですので、書き方にも一定のルールがあります。
そのルールが守られていないと遺言書としては認められないと言うことになります。
遺書、遺言書とは別に、最近は、エンディングノートなるモノがあります。
これも私的な文書の一種で、家族に知っておいてほしいことや自分の例歴、希望す葬儀の方法などについて
書かれていることが一般的ですが、
遺言書としての要件を満たすようにし、エンディングノートでありながら、遺言書にもなるというものもあるようです。
いずれにしても、法的効果をもつものは遺言書のみです。
遺言書をしっかり残すことが後生に揉めごとを残さない第一歩です。
ただ、現実には遺言書を残す人は10人にひとりいないと言われています。
みなさんには、あえて積極的に遺言書を残すことをお薦めします。
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