準確定申告とは、亡くなられた方の所得の申告と納税を相続人が行う手続きのことを言います。
準確定申告は、亡くなった方全員が必要というわけではありません。
給与所得が2,000万円を超えた場合、
給与所得の他に20万円以上の収入が有った場合や、
年金が年間400万円を超える場合、
事業所得や不動産所得がある場合、
保険金の満期金や一時金を受け取っていた場合、
不動産を売却した場合等々。
また、医療費控除などが受けられる場合など、
亡くなられなかったとしたら、確定申告が必要であったであろう場合、
ほとんどのケースで、準確定申告が必要になると思われます。
注意しなければならないのは、申告期限です。
亡くなられたから申告まで、4ヶ月しか猶予がありません。
おそらく亡くなられて4ヶ月後あたりは、
遺産分割協議で頭がパンパンになっているころではないでしょうか。
準確定申告が必要となった場合は、4ヶ月以内に相続人全員が連名で申告書を提出する必要があります。
意外と厄介なことですので、頭の片隅に入れておきましょう。
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