民事信託の登場人物はおおきくは3人。
・委託者
・受託者
・受益者
委託者は信託をお願いする人、受託者は信託をお願いされる人、
受益者は信託から得られる利益を受け取る人を言います。
受益者=受託者となることが多いようです。
それでは、信託とはどういうことでしょう。
信託銀行という言葉も良く聞きますよね、でも普通の銀行とはどう違うのでしょうか。
銀行の主な業務は、預金業務、融資業務、為替業務です。
普通の銀行が注力しているのは融資で、預金として集めたお金を企業や団体、個人に貸付て利益を上げます。
信託銀行は普通の銀行の業務に加え、信託業務を行います。
お客様から動産、不動産、有価証券などを預かり、それらの所有者に変わって運用、利益を上げます。
得られた利益はお客様に還元しますが、その利益の中から信託報酬という手数料を徴収し、
信託銀行の利益としています。
普通の銀行が融資をメインとしているのに対し、信託銀行は資産運用をメインとしていると言えます。
最近は規制緩和で普通の銀行と信託銀行との境目が曖昧になりつつありますが、ザックリ言うとこのようになります。
信託銀行においては、委託者=お客様、受託者=受託者、受益者=お客様ということになります。
誤解を恐れずに言えば、財産を持っている人にかわってその財産を管理運用することを信託と言います。
コメントをお書きください