古くから代々住み続けている土地だと、
隣地との境界線があいまいになっているということが良くあります。
ご近所、仲良くいつまでも同じ場所に住み続けるのであれば問題無いのかもしれませんが、
相続等で売却するとなると、ちょっともめる場合があります。
都心の住宅地だと1坪数百万円、東京都心から1時間圏内の中核都市でも1坪百万円前後と
土地の価格は非常に高価です。
ですので、隣地との境界線がちょっとずれるだけで数十万円、場合によっては数百万円も
敷地全体の価格が変わってきます。
しかも、土地の面積でこっちが増えれば先方は減るわけで、
それなりの金額がいったり来たりすることになります。
通常、敷地境界には境界杭というものがあるはずです。
ただ、長い年月の間に、杭が抜かれてしまったり、地中に埋ってしまったりと
行方知れずになってしまうこともあります。
ここ40~50年以内に売買で取得した土地であれば、法務局に地積測量図が保管されている場合もあります。
地積測量図には正確な杭の位置、寸法が記載されており、面積が計算されています。
ただ、地積測量図が無い土地も多く、そのような土地で境界線を確定させるには、
隣地の所有者に承諾をもらわなければありません。
日頃からご近所とは仲良くしておかないと、意地悪をされ承諾をもらえないという事もあります。
そういったことにならないためにも、ご近所づきあいは大切ですね。
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