持ち家か賃貸か

持ち家派賃貸派、どっちがお得か議論はしばしば取りざたされる話題です。

つまらないのは、30年間のコストの比較ではどちらも大差ないという

結論になることが多いようです。

 

全国的にみると7軒に1軒は空き家という時代を迎えており、

借りる立場の方が、今後は有利になっていくのかもしれません。

 

ただ、住宅というものはコストだけの比較で済む問題でもありません。

満足度という軸で比較すると、持ち家と賃貸とでは、持ち家の方が

圧倒的に満足度が高いと言われています。

 

しかしながら、この議論にも落とし穴はあります。

持ち家派は賃貸派よりも総じて世帯年収が高いと言われています。。

年収が高いほど持ち家率が高く、スペックの高い住宅に住まう傾向があります。

 

単純な比較では持ち家の方が満足度が高いとの結果が出ますが、

同レベルの世帯年収で比較すると、

結局、持ち家派も賃貸派も満足度は変わらないとの結果がでます。

 

老後資金や相続、資産のポートフォリオを考えて持ち家をチョイスする人も、

一生賃貸派を決め込む人もどちらも正解です。

 

結局は誰とどう暮らすかが大切、ということになりそうです。

 

資産形成になるので家を買う、それも間違えではないでしょう。

家を買うお金があるなら、海外で資産運用をして老後資金を蓄えよう。

それも間違えではありません。

 

おおげさに言えば、どんな人生を送りたいか、

それによって持ち家派、賃貸派が決まるんでしょうね。