実家の売却

納税資金の確保や資産の整理のために実家を売却する事もあります。

 

しかしながら、マンションにしろ戸建てにしろ不動産はそう簡単に売れるものではありません。

(株)アットホームの調査によれば、マンションで6ヶ月、戸建てでは11ヶ月、

平均すると8ヶ月の期間を要しているとのことです。

 

感覚よりも少し長い気がしますが、全国平均ですのでこのくらいなのかもしれません。

 

マンションの売却はさほどでもないのですが、戸建てを売却する場合、大切な書類があります。

 

地積測量図です。

 

地積測量図とは、敷地の面積を正確に測量したもので、

面積の他、隣地との境界杭、道路との位置関係などが図面として描かれています。

この測量図によって隣地との境界がどこなのか確定していないと売買は難しいと言われています。

そりゃそうですよね、隣地との境界が曖昧で面積があやふやな土地なんて買いたくありませんものね。

境界線が10cm動くだけで、場合によっては何百万円も土地の値段が変ってきてしまうことだってあるのです。

つまり、隣地との境界線は確定していますか?と言うことです。

 

隣地境界がはっきりしない、よくわからない、境界杭がない、なんとなく生け垣があるだけ。

 

このようなケースでは、測量をして隣地との境界線を確定させなければなりません。

 

ご両親がご近所の方と仲良しであればさほど問題はないと思うのですが、

何かトラブルをかかえていたり、ご迷惑をおかけしていた場合、

ちょっと面倒なことになるケースがあります。

 

隣地との境界確定あたっては、境界確定の書類に隣地の方のハンコをいただかなければならないのです。

 

隣地の方と仲が悪いとハンコをいただくことができずに、

結果、実家を売却できないということも起こりうるのです。

 

世の中何が起こるかわかりません。

常日頃から、ご近所とは仲良くしておきたいものです。