意外と親の財産のこと、知らなくないですか。
親子でお金の話、しないですもんね。
でも、それが命取りになることもあります。
家や車など、身近にあった形がはっきりしているものはわかりますが、
お父さま、お母さまが亡くなっても、「うちの銀行に預金があります!」なんて銀行の人は教えてくれません。
日頃、生活のために使っていた銀行ならなんとなく想像がつくものの、
ほんとうにそれだけかって、遺族にはわからないですよね。
生命保険だって、こちらから請求しないかぎり保険会社は教えてく出ません。
株式投資にしろ、何にしろ、相続人が手続きをしない限り、財産は動かないのです。
田舎に先祖から相続した山林を持っていたとか、中には家族に内緒で小さなクルーザーを持っていたなんて話もありました。
相続人のひとりが被相続人(亡くなられた方)と同居していたりすると、
「もっとどこかにあるんじゃないか?」
「本当は使い込んじゃったんじゃないか?」
「どこかに隠しているんじゃないか?」
と疑心暗鬼になったりすることもあります。
日頃から仲良しの兄弟姉妹でも、ついつい色々と勘ぐりたくなります。
そのようなことを防ぐために、財産目録を作成し、年に1回は更新しておきましょう。
〇〇銀行〇〇支店 普通1234567 900万円
△△銀行△△支店 普通7654321 800万円
□□証券□□支店 口座番号2345678 △△株式会社の株 〇〇株
〇〇〇〇生命保険 証券番号9876543 終身保険2,000万円 ・・・・・・
こんな感じでまとめておくことで整理がつきますよね。
毎年、金融機関の休眠口座だけで800億円以上あると言われています。
死亡だけが原因ではありませんが、おそらく、かなりの割合が
持ち主が亡くなったけれども、相続人が現れなかった口座だろうと言われています。
せっかく貯めた財産、国庫に入ってしまうのも何ですが、兄弟姉妹がもめるのはもっと避けたいですよね。
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