被相続人(お亡くなりになった方)と相続人との関係は、ほとんどの場合、血縁関係にあります。
相続人は、配偶者もしくは子、まれに兄弟姉妹ということになります。
相続でもめる理由のひとつに、兄弟げんかをあげました。
でも、もっと恐ろしい対立が起こりうるのです。
それは、相続人の配偶者同士の対立です。
お兄ちゃんと弟さんと二人が相続人で、それぞれ結婚されていたとしましょう。
お兄ちゃんのお嫁さんと弟さんのお嫁さんがいるわけです。
お嫁さんは直接の相続人ではありませんが、旦那さんであるお兄ちゃんや弟さんに強い影響力を持ちますよね。
お嫁さん同士、とても仲がよろしいことも多いですが、
仲が悪いと手がつけられません。(お嫁さん同士は赤の他人ですからね)
しかも、長男のお嫁さんが被相続人(お父さまやお母さま)の介護に携わっていたりすると
もめる原因になります。
そもそも、お嫁さん同士、日頃はあまり交流が無かったりすると
相続をきっかけに色々なことが見えてきて、ちょっとしたすれ違いが誤解を生み、
どうしようもなくなってしまうことがあります。
お子さんが既に結婚されている場合は、配偶者の処遇まで考えた遺産相続を考えないといけないですね。
特に介護の問題は、介護する方にとってもされる方にとっても深刻です。
誰でも介護が必要な時期が必ずきます。
誰に世話になるのか、ならないのか、元気なうちからストーリーを考えておくべきです。
そのストーリーに合わせて、遺産分割についても決めおく必要がるようです。
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