実家の売却に備えて、いくつか準備しておくべき事があります。
おおかたの方は「いくらで売れるか」と言うことが気になるでしょうが、
そこまでたどり着けない可能性もあるのです。
見ておかなければならない点が3つあります。
①所有者(所有権)
登記は強制ではありません。ですので、先祖代々住まわれているような場合、登記簿上、
おじいさん名義のままになっているなんて言うことはしばしばあります。
これを正しい所有者の名義に直しておく必要があります。
登記簿上の名義人が既に無くなっている場合はちょっと厄介です。
名義人の方が亡くなった時に作られた遺産分割協議書などが必要になってきます。
②抵当権
住宅ローンが残っていたり、事業をされていた場合などは事業用の根抵当権が設定されていたりと、
なんらかの権利が登記されている場合があります。
何らかの方法で債務を返済するなどして抵当権を外しておく必要があります。
③隣地境界線
古くからの住宅地や代々そこにお住まいの旧家など、隣地との境界線がはっきりしないというケースもあるでしょう。
隣地境界線がはっきりしないと、基本的には売買できません。
土地は高価なものです。ちょっとした境界線のズレが大きくその資産価値に影響します。
隣地境界線を確定させるためには、隣地所有者立ち会いのもと、測量を行うことになります。
その上で、境界確定の書類に印をもらうことになります。
日頃からご近所とは仲良くしておく必要がありますね。
実家だけではなく、ご自身のお住まいも一度確認をされたほうが良いかもしれません。
意外と隣地境界線があやふやだったりするものです。
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